虐待を防止できていない


高齢者虐待防止法では、虐待を防止する事はできていない話をさせて頂きます。

以下、厚生労働省発表の「高齢者虐待防止の基本」です。

高齢者虐待防止の基本

以上、見ていただいて解るように、「高齢者虐待防止法」の中には罰則規定がありません。

確かに基本的なルールには、なっています。

しかし、ルールを破った者に対しての罰則規定が無いのです。

少々の虐待が発覚しても、罰則を受けることは法律的に無いのです。

法律ではなく、社内規定による罰則はあるかもしれません。

しかし、社内的に虐待が発覚しても、隠蔽しようとする法人も沢山あります。

もっと具体的に話をします。

厚生労働省発表の「高齢者虐待防止の基本」の4ページ中に虐待の具体例が記載されています。

各虐待の分類別に考えてみましょう。
【身体的虐待】暴力的行為などで、身体にあざ、痛みを与える行為や、外部との接触を意図的、継続的に遮断する行為。・・・これは、部分的に暴行・傷害事件として立件できるかもしれませんが、実際には利用者が証拠を元に供述しないといけません。介護保険施設に入所される方の多くは認知症です。強力なサポートが無ければ不可能です。

【介護・世話の放棄・放任】意図的であるか、結果的であるかを問わず、介護や生活の世話を行っている家族が、その提供を放棄または放任し、高齢者の生活環境や、高齢者自身の身体・精神的状態を悪化させていること。・・・これは、もしその様な状態があったとしても、立証が難しく事件としては、ほぼ成立しないと思います。

【心理的虐待】脅しや侮辱などの言語や威圧的な態度、無視、嫌がらせ等によって精神的、情緒的苦痛を与えること。・・・これは、部分的に脅迫事件として立件できるかもしれませんが、実際には利用者が証拠を元に供述しないといけません。介護保険施設に入所される方の多くは認知症です。強力なサポートが無ければ不可能です。

【性的虐待】本人との間で合意が形成されていない、あらゆる形態の性的な行為またはその強要。・・・これは、健常者の方でも立証が難しく、実際には利用者が証拠を元に供述しないといけません。介護保険施設に入所される方の多くは認知症です。強力なサポートが無ければ不可能です。

【経済的虐待】本人の合意なしに財産や金銭を使用し、本人の希望する金銭の使用を理由無く制限すること。・・・これは、部分的に窃盗事件として立件できるかもしれませんが、実際には利用者が証拠を元に供述しないといけません。介護保険施設に入所される方の多くは認知症です。強力なサポートが無ければ不可能です。

上記の様に分類される多くの虐待は、刑事事件として扱われない物が多いです。

例えば、施設職員が利用者に対して怒鳴る等の心理的虐待を行ったとしても、何の罪にも問えません。

また、介護保険施設に入所される方の多くは認知症ですので、社会的には精神障害とみなされる事が多く、証拠があったとしても、事件として立件できない。若しくは強力なサポートが必要になるのです。

この事から、「高齢者虐待防止法」は、何の防止にもなっていないと言えます。

また、介護職員の通報義務についてです。

同法、第21条に、養介護施設従事者等は、当該養介護施設従事者等がその業務に従事している養介護施設又は養介護事業において業務に従事する養介護施設従事者等による高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見した場合は、速やかに、これを市町村に通報しなければならない。

と、定められていますが、通報しなくても罰則はありません。

また、介護職員が通報をした事で、解雇その他不利益な取扱いを受けている事についてです。

同法、第21条、第7項に、養介護施設従事者等は、第一項から第三項までの規定による通報をしたことを理由として、解雇その他不利益な取扱いを受けない。

と、定められていますが、多くの真面目な職員達は、解雇その他不利益な取扱いを受けています。

この様な、状況から介護職員が虐待を発見したとしても、自身の身を案じ、罰則も無い事から通報しないのです。

何回も言います。「高齢者虐待防止法」は、何の防止にもなっていないと言えます。

次は、本当の虐待防止対策を書かせて頂きます。

体験談その28

先方、弁護士へ抗議の電話を行いました。

私:文章でちゃんと説明してくれると思っていたんですけど、内容を見たら全くそういう形になっていないし、逆に、元職員(被疑者)が(父)様へ虐待を行ったのは、こちらの責任みたいな事が書かれてあって、この期に及んで全く反省していないですよね。
更に、施設の内部事情(事実関係)に全く触れていないし、一度、会って話ししましょか?
その時に、こちらから質問形式で質疑を行いますから、答えてもらえますか。

弁護士:事前に質問の内容は書面か何かでもらえるんですか?

私:そんなん出しませんよ!
こちらに聞かなくても、施設長が全て事実関係を知っているんですから、施設長に聞いて下さいよ!
施設長がこの様な鬼畜ヘルパーを何故放置していたのか?
施設長が何故、利用者への事情聴取をせずに、鬼畜ヘルパーの虚偽記載日誌だけを鵜呑みにし、当方へ退所を強く迫ったのか?等々・・・

要するに施設内の全容を知っている施設長が全面的に出てきて、説明させないといけないですよ。

弁護士:じゃ、そういうご要望があった事はお伝えします。

↑↑↑
的な、やりとりがありました。

後日、虐待が発生し、施設長が不法に家族に対して退所を強く迫った、その施設内で話し合いが行われました。

体験談その29へつづく

体験談その27

「ご報告」文書を読んでの反論です。

はじめに、文書冒頭、

『平成○○年7月27日、(父)様が元職員(被疑者)に「うるさいねん。お前どうなるかわかってるんか。」と述べて暴れ、(父)様の手が元職員(被疑者)の身体にあたりました。更に、(父)様は、元職員(被疑者)に「殺すぞ」と述べて、元職員(被疑者)の胸ぐらをつかみました。このやりとりにより、元職員(被疑者)は負傷し、右鎖骨打撲の診断を受けました。
翌7月28日、当施設長より家族様に対して、前記の(父)様と元職員(被疑者)のやりとりについて報告させていただきました。そのうえで、契約書に基づき(父)様の退所を勧告しました。』

と、法人は説明をしていますが、実は、この内容について、当ブログの体験談その9でご紹介していますが、

私の父は「俺はやってない、逆に『早く出ていかんと殺すぞ!』と言われた」と供述しています。

しかし、この時も、この後も、施設は職員の供述と介護日誌だけを鵜呑みにし、施設として父への事情聴取は一切行っていないのです。

体験談その9より抜粋

『 私は「今までの施設長の話は、ケアワーカーの介護日誌に基づいている物であり、父への事情聴取は行って頂きましたか?」と尋ねました。

すると、施設長は「いや、聞いていません」との事。

私は続けて「本人への事情聴取をせずに、ヘルパーだけの情報を元に出て行けとは、おかしな話ですよね?普通、こういった場合は両者に事情を聞くのが普通でしょ?」と尋ねました。

すると、施設長は「事情を聞いたところで、この暴力は正当化できないんです。当施設の職員が記載した記録が信用できないのであれば、警察に届けて事実をみてもらう。記録が信用できないような施設に、なぜ入所されているのか?」と、父に事情聴取をしていない事に、悪びれた素振りも無く。逆に開き直った感じで話をすり替えてきた。 』

この期に及んで、まだ、この悪徳施設捏造の話を持ち出してくるか!
父はやっていないと言っているだろ!
しかも、文書記載の位置づけから、父がヘルパーに暴言暴行を負わせた事によって、1ヶ月後にヘルパーが父に暴言を行ったみたいな文脈になっているじゃないか!
全く反省していない法人の姿勢が文書冒頭よりうかがえました。

更に、第三者委員会の指摘内容の中で、度々、出てきますが、『(父)様は、介護職員に無理な要求をして精神的に追い詰めていたことがうかがえ、(父)様の対応は困難であったとの分析がなされています。』とあります。

皆様、冷静にブログでご紹介している『音源』を聞いてどうですか?

悪徳虐待ヘルパーの方がまさしく「手に負えない」という状態ではないですか!「鬼畜状態」

更に、利用者へ事情聴取をしていない、利用者の尊厳を無視し、人権侵害を正々堂々と行っている、悪徳施設長への指摘は一切されていません。全く全くおかしいじゃありませんか!

この様な、胡散臭い第三者委員会の報告文書を受けて、大阪市や大阪府は「良し」としているんです。

また、この第三者委員会も介護日誌や施設職員の言い分だけを聞いているのです。被害者への聞き取りや、私が警察に届けた音源等は一切聞いていません。

ここに登場する第三者委員会は「誰」と「誰」の間の第三者委員会なんだ!ただの悪徳虐待法人のお友達やんけ!と突っ込んでおきたいと思います。

当然ですが、抗議を行いました。

体験談その28へつづく

体験談その26

部分的に開示された第三者委員会の報告書の内容です。

長いので気長に読んでください。

1. 事実関係

(1) 本件について
平成○○年8月31日、午後8時頃、元職員(被疑者)が(父)様に対して、介護中に「殺す」「死ね」という許されない暴言を加えました。
当法人は、平成○○年9月24日に、大阪府警鶴見署の担当刑事からの電話で、この暴言の内容を初めて把握しました。

(2) 当法人の把握しているその他の事実経過
刑事手続が継続していましたので、当法人として前記(1)の暴言について踏み込んで調査することができませんでした。また、鶴見署からも、これ以上の事実経過について知らされる事はありませんでした。
ただし、当法人の介護記録等には次のような記載がありました。

ア、 平成○○年7月の出来事
本件以前に、(父)様と元職員(被疑者)との間で以下のようなやりとりがありました。
平成○○年7月27日、元職員が(父)様を介護中、(父)様が元職員(被疑者)に「身体を起こしてくれ」と興奮した様子で述べられましたので、元職員(被疑者)は「落ち着かれてからにしましょう」と返答しました。これを聞いた(父)様は「うるさいねん。お前どうなるかわかってるんか。」と述べて暴れ、(父)様の手が元職員(被疑者)の身体にあたりました。そして、(父)様は、元職員(被疑者)に「殺すぞ」と述べて、元職員(被疑者)の胸ぐらをつかみました。
このやりとりにより、元職員(被疑者)は負傷し、右鎖骨打撲の診断を受けました。
翌7月28日、当施設長より家族様に対して、前記の(父)様と元職員(被疑者)のやりとりについて報告させていただきました。そのうえで、契約書に基づき(父)様の退所を勧告しました。

イ、 平成○○年8月31日(前記(1)の暴言がなされた当日)の出来事
平成○○年8月31日午後8時頃、(父)様が元職員(被疑者)に対して「俺、殴られた」と言い、元職員(被疑者)が「誰にですか」と聞くと「お前や」と返答されました。これに対して、元職員(被疑者)が「いつですか」と聞くと(父)様は「今や」と返答されました。

以下、体験談その13にアップしている介護日誌通りの内容が記載されていますので省略させて頂きます。

(3) 捜査機関による調査
管轄の大阪府警鶴見署より元職員(被疑者)及び当方人の元生活相談員(女ヘルパー)に対して取調べがなされました。この中で元職員(被疑者)は前記(1)の暴言について認めました。

2、当法人の対応
  本件を受け、当法人は以下のような対応をしました。

(1) 当法人による聞き取り
当方人の従業員ではありますが、当ホームに所属していない者で構成するメンバーが平成○○年10月2日から17日にかけて、元職員(被疑者)と元生活相談員(女ヘルパー)からの事情の聞き取りをしました。
その際、元職員(被疑者)はこの聞き取りに対して、前記(1)及び(2)イの発言を認めていました。元生活相談員(女ヘルパー)については、不適切な発言は確認できませんでした。

(2) 従業員への説明
当ホーム施設長より従業員に対して、本件について説明のうえ、再発防止に向けて取り組むことを伝えました。当法人内の他のホームも、各施設長から全従業員に対して同様の説明を行いました。

(3) 関係者の処分
本件の事態を受けて、元職員(被疑者)は、平成○○年9月28日より自宅謹慎処分を受け、平成○○年1月10日に退職しました。元生活相談員(女ヘルパー)は、平成○○年1月3日に退職しました。
また、当法人は、当ホーム施設長について、訓告・減給等の処分としました。

(4) ご家族に対する対応
平成○○年10月に施設長より、貴殿等に対して謝罪の申し入れをさせていただきましたが、刑事処分がなされた後でないと応じられないとのお返事をいただきました。11月に当職らより、貴殿等に対して、本件の賠償等の協議の申し入れをさせていただきましたが、次男(私)様より、こn点も刑事処分がなされた後にしたいとのご意向が示されました。
その後、平成○○年1月、次男(私)様より、担当検事から当法人と面談するよう話があったとのことで、当法人との面談を希望する旨の連絡をいただき、謝罪の機会を設けていただきました。

(5) 各所への報告
ア、 説明会の実施
当ホーム入所者及びご家族の皆様に対しては、平成○○年12月12日に本件に関する説明会を開催して、本件の内容を報告致しました。

イ、 大阪市・大阪府への報告
貴殿等の報告を受け9月18日、大阪市健康福祉局高齢者施策部福祉担当の方が、当ホームに聞き取り調査に来られましたので、これに対応しました。
また、大阪市及び大阪府は、当法人に対して監査権限を有していますので、各所に対して、平成○○年9月以降、本件について適宜報告をしました。
さらに、当法人は、大阪市より12月15日に監査を受けました。

3、再発防止に向けての対応
  前記2に加えて、当法人は、外部有識者による調査を実施しました。この調査結果報告書において、当法人の問題点を踏まえ、以下の点が指摘されました。
  なお、貴殿等は、組織ぐるみで虐待行為が行われていたのではないかとの懸念を有しておられるとのことでしたが、外部有識者による調査においても、組織ぐるみでの虐待行為は指摘されていません。

(1) 基本理念に基づいた事業計画作成
当ホームの事業計画は、事業実施に際しての理念が示されていないため、何のためにその事業をするのか職員に理解が徹底していないと思われる。このため、当ホームが当該年度の基本理念を職員に示したうえで、事業計画をまとめていくことが必要である。

(2) 部門間の連携
看護部門と介護部門の連携がなされていない。(父)様の言動は対応が困難であったことがうかがえるが、それが認知症等の病気が原因となっているのかそうでないのかを把握するために、看護職が利用者の症状等の情報を入手し、これをもとにしかるべき介護の方法を看護部門と介護部門が協議していくべきであった。

(3) 役割分担の明確化
ケアマネージャー、相談員、介護職、フロアチーフ、介護主任、看護師、栄養士、機能訓練指導員等の命令系統の組織化、役割分担が十分に行われていない。命令系統の組織化、役割分担を行うべきである。

(4) 対応困難ケースに対する施設全体としての取り組み
(父)様について、介護職員に無理な要求をして精神的に追い詰めていたことがうかがえ、(父)様の対応は困難であったとの分析がなされています。その上で、対応困難ケースであっても、ユニットのみで対応させてのではなく、施設全体で対応方法を繰り返し検討していく必要があると指摘されています。

(5) ユニットで働く職員の支援
ユニット型の場合、少人数の職員で利用者へのサービス提供をすることになるため、職員の不安を除去するための対応が必要である。

(6) 他の施設における職員研修
他の施設で職員を研修させることで、他と比較して自己を客観視でき、職員の意識改革に資すると考えられる。

(7) 家族との信頼関係形成
利用者の家族に対して、説明・情報提供を行うことで、家族からの信頼・理解を得るよう努めるべきである。

(8) サービス内容を第三者の目で検証
定期的に第三者にサービス内容を見てもらい、その指摘をふまえて職員間で検討するだけでもサービスの向上につながる。

↑↑↑
等の内容が当方に届きました。

これが本当に第三者委員会の報告内容であれば、レベルの低い第三者委員達だと思います。
この「ご報告」文書を読んでの反論は、体験談その27で掲載させて頂きます。

体験談その25


私:お手紙で「第三者委員会作成の報告書を開示はできない」という事ですけど、そもそも、施設として施設職員が利用者に虐待を行った事に対して、事実確認をして説明する責任は施設にはあるでしょ?

弁護士:あの、その件に関しては、私達もお会いしてお話しもさせて頂いた事もありますし、説明させて頂いているつもりなんですけど・・・

私:事実関係はしてないでしょ? 何でその様な事件が起こったのか。認めますという話はありましたけど、詳細には説明されていませんよね?

弁護士:法人の方からもお会いして説明させていただいているつもりなんですが・・・
具体的にどういう情報がほしいのでしょうか?

私:何故、職員が利用者に対して虐待をするに至ったのか?家族から父が虐待を受けているのでは?との再三に亘る施設に対する問い掛けに対して対応されなかったのか?その様な説明は一切受けていないから。

弁護士:まぁ~、そういうご要望があったという事で、施設に伝えてご検討しますので。

私:早急に文書で説明して頂けますか?「あの時、言ったつもりなんですけどね」みたいな対応では無くて、誰が見てもちゃんと説明していると思わせる様な説明を頂けますか?
「今までに口頭でも説明したつもり」になっているのであれば、直ぐに文章書けますよね?
待ってますので。

上記の様に、この期に及んで、まだ、ふざけた対応をする悪徳虐待法人の代理人弁護士ですが、私の怒りも頂点に差し掛かかり、大阪市の健康福祉局へ相談しました。

すると、大阪市の担当者は「法人は然るべく情報を開示する責任はあると思います。他の利用者の情報を消してでも被害者には開示するべきだと思います。数日後、私も法人に行きますので、その時に開示する様に言っておきます」との事でした。

結果、後日、部分的に第三者委員会の報告書からの抜粋的な形で、悪徳虐待法人が開示してきましたが、やはり、納得のいく内容ではありませんでした。

えっ!結局、介護職員が虐待に至った理由は、こちらの責任?的な信じられない報告文書でした。

体験談その26でご紹介いたします。

プロフィール

まるさん

Author:まるさん
まるさんのブログへようこそ!

弱者をいじめる悪人は許さんぞ-
(`´)

皆様のコメントお待ちしてま~す

ちなみに当ブログはリンクフリーです

多くの施設や事業所で、このブログを虐待防止研修資料としてご活用いただいています。ご自由にお使い下さい。

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