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連載完 体験談その60 和悦会 虐待事件 「ニュース報道してもらうには」 


連載記事としては、この記事が最後となります。

私は、事件が発生したら報道機関は報道してくれると思っていました。

私は、起訴されれば報道機関は報道してくれると思っていました。

私は、裁判所に提訴すれば報道機関は報道してくれると思っていました。

ところが、なかなか上手いこといきません。

まず、悪徳法人の介護職員(介護士)松尾大樹(仮名)の起訴が確定したので、各報道機関が報道してくれると思って、手当たり次第に各報道番組のホームページにアクセスし、情報提供を行いました。そして、取材をお願いしたのですが、この時点で関西テレビからの取材依頼1件だけでした。

そして、後日、関西テレビのテレビ収録を終えたのですが、放映ならず。とほほほ~

私の思いに反し、その後の取材依頼はありませんでした。

それから、5年が経ち、いよいよ、提訴!

提訴したので、各報道機関に情報提供を行いました。

すると、朝日新聞大阪本社の社会部記者さんからの取材依頼がありました。

残念ですが、その他の報道機関からの取材はありませんでした。

ところが、どっこい、朝日新聞が新聞記事にしてくれたのです。しかも大大的に!!

朝日新聞記事

当時、朝日新聞では介護関連の問題を連載していたみたいです。

その後も朝日新聞の社会部記者さんは、追跡取材をしてくれました。ありがとうございます。

大阪地裁の判決日が2015年7月2日に決まりました。

その事をこれまで追跡取材をしてくれた朝日新聞の社会部記者さんにご報告しました。

そして、朝日新聞の記者さんに相談してみました。

「判決が出たタイミングで、社会福祉法人和悦会の悪事を大大的に報道できないか?」と聞いてみました。

すると、朝日新聞の記者さんは、「できますよ!大阪地裁記者クラブに記者会見を要請すればできます!」との事。

しかし、「判決が出る前に記者会見を要請する事から、敗訴しても記者会見をする事になりますが大丈夫ですか?」との事でしたので、「悪徳法人和悦会の悪名を世に出す為に裁判に踏み切ったので、敗訴しようが報道してくれるなら記者会見させて下さい!」と伝えました。

その後、朝日新聞大阪本社の社会部記者さんが全てを段取りして下さり記者会見が決まりました。

そして、判決当日、裁判所に行くと、報道各社さんが私の元に駆け寄り、「本日、報道させて頂きます。」と、報道を伝えてきました。

いよいよ、判決前。

傍聴席には、報道各社さんも一緒に入りました。

いよいよ、判決。

裁判長が判決文を読まれるのですが、それを聞いて、敗訴したのか、勝訴したのか、判決文が難しくて何だか解らない。


個人名は当方の配慮により無記名若しくは仮名としています。
※個人名以外と主文以下の文章は原文です。
↓↓↓クリックすると閲覧できます。

社会福祉法人和悦会 暴言・暴力事件 判決文


法廷から出て、報道各社さんから聞かれました、「どうでしたか?」

私は、「いや、今の判決文で、私は勝訴したのか、敗訴したのか、解らないのですが、皆さん解りますか?」と逆に聞いてみると。

実は、各報道機関、最近、同じタイミングで人事異動があり、ここに集まっている記者さんは、司法記者としては経験が無い方ばっかりだったので、記者さんも解らないとの事でした。

当方の弁護士さんは法廷に来ていませんでしたので、判決文を弁護士さんに入手してもらい、確認してもらったところ、「勝訴です!」との事。

報道各社に勝訴している旨を説明いたしました。

そして、大阪地裁司法記者クラブの部屋で記者会見を行いました。

いつもニュースで見る記者会見場でした。

めっちゃ緊張しました。

多くのテレビカメラに、多くの記者様がノートパソコンを開いて、待っているではありませんか!

記者様の中には、テレビでよく拝見する記者さんの姿もありました。

緊張のあまり、汗だくで、頭の中は真っ白!

記者会見で何を言ったか覚えていないぐらい!

記者会見が終わり、裁判所を出ると、読売テレビの単独取材がありました。

帰宅してテレビをつけてみると、ほぼ、全チェンネル、17時、18時のニュースで報道されていました。



当日の夜、全国放送、日本テレビのnews zero でもフラッシュニュースとして報道して頂きました。

後日、全国放送のミヤネ屋でも特集して頂きました。

更に、後日、関西テレビで、再現ドラマを作成して下さり、放映もされました。

これだけ、多くの報道に繋がったのは、朝日新聞大阪本社の社会部記者さんの追跡取材や助言によるものです。

勝訴の判決が出たとしても、全国の社会問題としては、300万円を求める、ごく小さな損害賠償請求の民事事件です。黙っていたってニュースにはなりません。

ここで、改めて、朝日新聞大阪本社の社会部記者さんに御礼を申し上げます。

不当な扱いに苦しむ全国の社会的弱者の為にご尽力くださり本当にありがとうございました。

ここまで来るのに、奇跡が重なり合ったと痛感しています。

初めに

●最高の鶴見警察署のマル暴の刑事さんに出会えた事。
(この程度の事件では被害届を受理されない事もありますが、受理して捜査をしてくれました)

●最高の検事さんに出会えた事。
(この程度の事件では不起訴になる事もありますし、更に、悪徳法人に対応する助言もしてくれた)

●最高の弁護士さんに出会えた事。
(体験談その59でご紹介させて頂いてる通りです)

●最高の朝日新聞の記者さんに出会えた事。
(前記している通りです)

●最高の裁判長に出会えた事。
(刑事事件では、「録音だけでは暴力を認定するのは難しい」と言われていたが、民事事件では、「暴力行為を認定」して頂きました)

●最高の日本の報道機関が社会的弱者の味方になった事。
(小さな事件ではあったが、社会的弱者の為に全社報道してくれた)

★当ブログの連載記事としては、この記事が最後となりますが、結論です。

不当(悪徳)な扱いを受けた時に、泣き寝入りをしてはいけません。

悪と戦うのが正義だと思います。

悪と戦わないのは傍観者であり、悪を助長している事から、悪に加担している事になります。

悪と戦う時に、「皆が正義の味方をしてくれる」と思いがちですが、違います。

警察も行政も政治家も弁護士も裁判所も報道機関も味方してくれるとは限りません。

だから、諦めない事です。

だから、諦めてはなりません。

だから、戦うのです。

誰も称賛してくれなくても、応援してくれなくても、味方してくれなくても、自身の「道義心」に従い戦い続ける事です。

必ず、味方に成る人が現れます。

自身の為にではなくて、全国の不当な扱いに苦しむ皆の為に共々に戦いましょう!!

これからは、介護に関する時事ネタを記事にさせて頂きます。

今後とも末永いお付き合いを何卒宜しくお願い申し上げます。



6 Comments

Nerv

No title

特老勤務者としてのコメントをしてきましたが....

「絶対に有ってはならないこと」を平然と行う介護職員。
「捏造された、事実と反する内容の報告書」を楯に、事実関係の調査をしない管理者。
組織ぐるみで「事実の隠蔽」を図る施設。
そのような施設に認可を与える行政。

許されざる事ばかりでした。

コレを機に、介護の在り方が見直されれば良いと思います。

罰則規定ですが....コレは難しい問題です。
稀にですが
"虐待をでっちあげ、介護員・施設に治療費等の金品要求をする詐欺家族"が....

勤務先施設の行政指導では「第三者から見て、あれは虐待ではないのか?と、思える行為」は、虐待と見做す。
事実関係で「虐待ではない」と道められたとしても、虐待を疑われるような行為を....

といった具合に、ある意味で、入所者様(及びご家族様)は言いたい放題が認められるのです。

「真面目なものが馬鹿を見る」ということが無い国づくりがされていないのが元凶かと....
政治家が「政治屋」では仕方が無い。
そういう政治屋を選んだ国民にも責任が....

話が大きく逸れましたが、認可を与えられた事業で不正が行われているというのは、そういうことから解決していかないといけないのではないかと。
私腹を肥やし、利権に群がる者どもが行政に携わっていることが、大きな間違いなのです....

未だに「間違ったこと」に対し「それは間違っている」と言えないような古い悪しき体質があります。

「まるさん」の「間違いに対する姿勢」が認められたことは大いに喜ばしいことです。
頑張りましたね。

まるさん

まるさん

Nerv 様 いつも訪問並びにコメントを頂き誠にありがとうございます。

微力ではありますが、このブログが虐待発生の抑止力となれるように頑張っていきます。

今後ともよろしくお願いいたします。<m(__)m>

  • 2020/04/18 (Sat) 15:24
  • REPLY

ミコリー

No title

長い闘い、お疲れさまでした。

あってはならないことがあった。
この事実を世の中に知らしめしてくださったその功績はとても大きいです。
弁護士さん、記者さん、裁判官などたくさんの人が協力してくれたことも大きなことでしたが、まるさんの真摯な気持ちがたくさんの人を動かしたのだと思います。

本当にお疲れさまでした。

  • 2020/04/26 (Sun) 19:04
  • REPLY
まるさん

まるさん

ミコリー 様、ご訪問並びにコメントを頂き誠にありがとうございます。

暖かいお言葉、ありがとうございます。

この実録記事が多くの方に読んで頂ける様にがんばります。

また、ブログには沢山のコメントも頂きました。

そのコメント一つ一つも読むと吸い込まれそうになる様なコメントが多くあります。

できれば、皆様から頂いたコメントも是非読んでみて下さい。

今後とも宜しくお願い致します。<m(__)m>

  • 2020/04/26 (Sun) 19:47
  • REPLY

バカル

No title

改めて全ての記事を読ませて頂きました。
長い間、大変お疲れさまでした。

腹立たしい内容は多々ありましたが、最後はスカっとしました。
最後にこのような結果になり大変喜ばしい事だと思います。

自分は姉が知的障害で施設のお世話になる事が多く、このような事があった場合(過去にあったので)の事を考え希望となりました。
ありがとうございました。

  • 2020/05/04 (Mon) 20:34
  • REPLY
まるさん

まるさん

バカル 様、いつも本当にありがとうございます

皆様の応援のおかげです。

本当にありがとうございます。<m(__)m>

  • 2020/05/04 (Mon) 21:46
  • REPLY